選択フレア型クラウンを有するステント補綴具
专利摘要:
全体が管状の円柱ステント補綴具は、非拡張送出態様および血管壁に接触するための拡張態様を有する。ステント補綴具は、複数の隣接するステントストラットを有し、各ステントストラットは、真っ直ぐなセグメントおよびクラウンの波様のまたは正弦波のパターンを有する。Y字型部材は、ステントが拡張する際、クラウンが円柱ステント本体からある角度で外側にフレア状に拡張するようにさせる1つまたは複数のクラウンに取り付けられる。ステントが拡張すると、クラウンに取り付けられたY字型部材を有するクラウン(複数可)は、長手方向軸線に対してある角度をなし、かつ、円柱ステント本体から半径方向にフレア形成される。これらのフレア形成されたクラウンは、血管壁内に突出し、かつ/または、ステントを小孔内に着座させることによって、血管内にステントを固定する。 公开号:JP2011515191A 申请号:JP2011501870 申请日:2009-03-03 公开日:2011-05-19 发明作者:ジャンフランコ ペレグリーニ 申请人:メドトロニック カルディオ ヴァスキュラー インコーポレイテッド; IPC主号:A61F2-82
专利说明:
[0001] 本発明は、身体管腔内で使用するためのステント補綴具を対象とする。より詳細には、本発明は、選択ステントクラウンのフレア形成を誘発するためのステント補綴具の設計を対象とする。] 背景技術 [0002] 心臓疾患、特に冠状動脈疾患は、米国および他の工業国において、死亡、障害、健康管理支出の主要な要因である。冠状動脈性心疾患を処置するためのいくつかの方法およびデバイスが開発されており、その一部は、アテローム性動脈硬化症および他の形態の冠状動脈狭窄から生じる合併症を処置するように特に設計されている。] [0003] こうした症状を処置する1つの方法は、経皮経管的冠状動脈形成術(percutaneous transluminal coronary angioplasty)(PTCA)である。一般に、PTCAは、ガイドカテーテルを使用して、ガイドワイヤ上でバルーンカテーテルを狭窄まで進めることを含む手技である。狭窄は、プラークまたは血栓などの病変の結果である可能性がある。ガイドワイヤは、遠隔の切開部から狭窄部位まで、また、通常、疾患部位と重なる位置まで伸びる。バルーンカテーテルは、ガイドワイヤに沿って進められ、最終的に、疾患部位を越えて配置される。バルーンカテーテルが、たとえばx線透視誘導下で、疾患部位と重ねて適切に配置されると、バルーンが、膨張して、狭窄の疾患部位を破壊し、それにより、血管断面が増加する。バルーンは、その後、収縮させられ、ガイドワイヤに沿ってガイドカテーテル内に引抜かれて、患者の身体から除去される。多くの場合、ステントまたは他の補綴具を、血管のための永久的な支持体を提供するために移植しなければならない。身体内の種々の管腔を形成する壁組織に人工の半径方向支持体を提供するための、身体管腔内への移植のための、また、しばしばより具体的には、身体の血管内への移植のための、ステント補綴具が知られている。ステントは、通常、金属またはポリマーで構成され、一般に、中空円柱形状である。こうしたデバイスが移植されるときには、通常そのバルーン上にステントを保持するバルーンカテーテルが、狭窄部位に配置される。バルーンおよび付随するステントは、狭窄の場所に位置決めされ、バルーンを膨張させ、円周方向に拡張させ、それにより、ステントを移植する。その後、バルーンは収縮させられ、カテーテルおよびガイドワイヤは患者から引抜かれる。] [0004] 最近、置換弁を、カテーテルベースの送出システムを使用して、経静脈的に送達することができるように、可撓性があるステント付き弁補綴具および種々の送出デバイスが、開発された。これらのステント付き弁は、管状フレームまたはステントの内側に取り付けられた折畳み可能な弁を含むことがある。ステント付き弁はまた、弁葉が開放すると、血液が流れるための、全体が管状の内部通路を提供するために、ステントの内部または外部に取り付けられうる管状部分または「ステントグラフト(stent graft)」を有してもよい。グラフトは、弁と分離することができ、また、限定はしないが、繊維、同種移植片、豚血管、牛血管、および馬血管を含む任意の適した生体適合性材料から作られうる。デバイスのステント部分は、径が減少し、カテーテル上に搭載され、患者の循環系を通して進められうる。ステント部分は、自己拡張式であるかまたはバルーン拡張式でありうる。いずれの場合にも、ステント付き弁は、送出部位に位置決めされることができ、ステント部分は、以前に移植された補綴具または生来の血管の壁に当たって拡張して、弁を所定場所にしっかりと保持する。弁は、完全に作動する形で、圧縮およびその後の拡張を乗り切る。ステント付き弁の一実施形態は、その内容が、その全体が参照により本明細書に援用される、Leonhardtらの、「Percutaneous Placement Valve Stent」という名称の米国特許第5,957,949号明細書に開示されている。] 発明が解決しようとする課題 [0005] 弁は、後に置換を必要とする可能性があるが、患者は、さらなる侵襲的手術を必要とするのではなく、最小侵襲的カテーテル法を使用して、複数の置換弁を受取る可能性がある。] [0006] 経皮的心臓弁用途で使用される補綴具を含むステント補綴具は、ターゲット血管または場所内への同軸締め嵌め合いを提供する以外の血管固定特性を持たないことが多い。] [0007] したがって、身体管腔内でのステント保持を改善することが、本発明の目的である。] 課題を解決するための手段 [0008] 本発明の実施形態は、身体管腔内で使用するためのステントに関しており、ステントは、真っ直ぐなセグメントおよびクラウンの正弦波パターンを有するステントストラットを含む。ステントストラットのクラウンは全て、ステントが身体管腔内への送出のために非拡張態様にあるとき、ステントの長手方向軸線にほぼ平行である。ステントはまた、少なくとも1つのクラウンおよび少なくとも1つのクラウンから延在する真っ直ぐなセグメント内で実質的に中心になる、ステントストラットの少なくとも1つのクラウンに取り付けられたY字型部材を含む。ステントが身体管腔の血管壁に接触するために拡張態様にあるとき、少なくとも1つのクラウンに取り付けられたY字型部材を有する少なくとも1つのクラウンは、ステントの長手方向軸線に対して鋭角になるように、ステントの外側表面から半径方向外方にフレア形成される。] [0009] 本発明の先のまた他の特徴および利点は、添付図面に示すように、本発明の以下の説明から明らかになる。本明細書に組込まれ、仕様の一部を形成する添付図面は、本発明の原理を説明し、また、当業者が本発明を作りかつ使用することを可能にするのにさらに役立つ。図面は、一定比例尺に従っていない。] 図面の簡単な説明 [0010] 血管などの身体管腔内に嵌合するように構成された例示的なステント補綴具の斜視図である。 クラウンフレア形成を誘発するY字型部材を有する図1のステントストラットの一部分の略図であり、ステントストラットは非拡張態様にある。 本発明の一実施形態による、図2のラインX−Xに沿った部分断面図である。 本発明の別の実施形態による、図3の部分断面図と同様の部分断面図である。 本発明の別の実施形態による、図3の部分断面図と同様の部分断面図である。 配置中にステントストラットの一部分に与えられる力ベクトルの等角図である。 ステント配置中の、非フレア態様とフレア態様との間で変形するステントストラットの一部分の等角図である。 フレア態様の図5のステントストラット部分の等角図である。 フレア態様の図5のステントストラット部分の等角図である。 本発明の実施形態による、クラウンフレア形成を誘発するY字型部材を有するステントストラットの一部分の略図であり、ステントストラットは拡張態様にある。 最も外側のクラウンのクラウンフレア形成を誘発する複数のY字型部材を有するステントストラットの略図である。 円柱リングになるように形成された、図4のステントストラットの等角図であり、ステントストラットは非拡張態様にある。 円柱リングになるように形成された、図4のステントストラットの正面図であり、ステントストラットは非拡張態様にある。 円柱リングになるように形成された、図4のステントストラットの側面図であり、ステントストラットは拡張態様にある。 円柱リングになるように形成された、図4のステントストラットの正面図であり、ステントストラットは拡張態様にある。 選択されたクラウンのクラウンフレア形成を誘発するY字型部材を有する複数のステントストラットの略図である。 本発明の実施形態による、ステント送出システムの側面図である。] 図1 図2 図3 図4 図5 実施例 [0011] 本発明の特定の実施形態が、ここで、同じ参照番号が同一のまたは機能的に同様の要素を示す図を参照して述べられる。用語「遠位の(distal)」および「近位の(proximal)」は、処置する臨床医を基準にした位置または方向に関する以下の説明で使用される。「遠位の(distal)」および「遠位に(distally)」は、臨床医から離れた位置または臨床医から離れる方向である。「近位の(proximal)」および「近位に(proximally)」は、臨床医に近い位置または臨床医に向かう方向である。] [0012] 以下の詳細な説明は、本来、例示に過ぎず、本発明または本発明のアプリケーションおよび使用を制限することを意図しない。本発明の説明は、冠状動脈、頚動脈、および腎動脈などの血管の処置の背景で行われるが、本発明はまた、有用であると思われる任意の他の身体通路で使用されてもよい。さらに、先の技術分野、背景、簡単な要約、または以下の詳細な説明で提示される明示されたまたは暗示された任意の理論によって拘束されるという意図は存在しない。] [0013] 本発明の実施形態は、ステントストラットの選択されたクラウンが、ステントが拡張すると、円柱ステント本体からある角度で半径方向外方にフレア形成される、全体が管状の円柱ステント補綴具に関する。Y字型部材は、クラウンフレア形成を誘発するために、1つまたは複数のクラウン(複数可)に取り付けられる。ステントが非拡張送出態様にあるとき、ステントクラウンは全て、ステントの長手方向軸線にほぼ平行である。ステントが拡張すると、クラウンに取り付けられたY字型部材を有するクラウン(複数可)は、長手方向軸線に対してある角度をなし、円柱ステント本体から半径方向にフレア形成される。フレア形成されたクラウンは、血管壁内に突出し、かつ/または、ステントを身体管腔の小孔内に着座させることによって、血管内にステントを固定するかまたは保持するように働いてもよい。フレア形成されたクラウンは、付加的にまたは別法として、プラークを収容するかまたは「拘置する(jail)」、閉塞をこじ開ける、心門を作る、かつ/または、別のデバイスの交差を容易にするように働く。一実施形態では、ステント補綴具はバルーン拡張式である。本発明の実施形態のさらなる詳細および説明は、図1〜13を参照して以下で提供される。] 図1 図10A 図10B 図11A 図11B 図12 図13 図2 図3 図3A [0014] 図1は、血管などの身体管腔内に嵌合するように構成されたステント補綴具100の実施例を示す。ステント100は、長手方向軸線La、近位端102、および遠位端104を有する全体が管状かまたは円柱の拡張可能本体106を有する。長手方向軸線Laは、ステント100の近位端102から遠位端104まで円柱本体106内に延在する。隣接する半径方向に拡張可能な円柱リング108は、ステント100の円柱管状形状を形成するために、長手方向軸線Laに対して実質的に平行に整列している。ステント100は、ステント100の所望の長さに応じて、任意の数の円柱リング108を有してもいことを当業者は理解できる。] 図1 [0015] 円柱リング108は、真っ直ぐなセグメント116および隣接する真っ直ぐなセグメント116に接続するクラウン112(長手方向で逆方向に向く交互の曲がり部)の波様のまたは正弦波のパターンを有するステントストラット110から形成される。図2に示すように、真っ直ぐなセグメント116は、長さLSおよび幅WSを含み、クラウン112は、角度ASを規定する。クラウン112は、谷部114を形成する。この用途のために、クラウンは、波様のまたは正弦波の帯状体の凹状曲がり部または湾曲部であり、谷部は、波様のまたは正弦波の帯状体のクラウンによって形成される開放した湾曲または中空部分であることが理解される。隣接するステントストラット110は、1つのステントストラットのクラウンが、隣接するステントストラットの対応するクラウンに整列するように整列する。少なくとも1つの接続部が、隣接するステントストラット110間に形成され、そこで、隣接するステントストラット110のクラウン112が整列する。さらなる材料がステントストラット110を接続するのに使用されないように、接続部118は、抵抗溶接、摩擦溶接、レーザ溶接、または、別の形態の溶接などによって曲がり部を共に溶接することによって形成することが好ましい。あるいは、ステントストラット110は、はんだ付けによって、曲がり部間の接続要素の付加によって、または別の機械的方法によって接続され得る。さらに、ステント100は、中空チューブまたはシートからステント本体全体をレーザ切断するかまたはエッチングすることなどによって一体構造として予め接続されて形成されてもよい。隣接するストラットを結合するための他の接続または方法は、当業者に明らかであり、本明細書に含まれる。ステント100は、クラウンのフレア形成を誘発するためにステントストラット110のクラウン112の1つに取り付けられたY字型部材120を含む。Y字型部材120を、図2を参照して以下でより詳細に説明する。] 図2 [0016] ステント100は、ステント100を通る流れを調節するために、一方向の流れを遮断することが可能な弁(図示せず)を含んでもよい。弁は、ステントの内部表面および/またはステントを閉囲するかまたは内張りするグラフト材料に密閉してかつ永久的に取り付けられることになる。グラフト材料は、ポリエステル、Dacron繊維、またはPTFEなどの多孔性が低い織った繊維であってよく、ステントに取り付けられると、一方向流体通路を生成する。弁は、人で使用するために処理され、かつ、調製された牛または豚の弁であってよく、あるいは、機械式弁または合成弁葉式弁であってもよい。たとえば、人で使用するために処理され、かつ、調製された、経皮的に移植された牛または豚の弁は、その内容が、参照によりその全体が本明細書に援用される、Leonhardらの「Percutaneous Placement Valve Stent」という名称の米国特許第5,957,949号明細書に記載されるような、レーザ溶接されたステント内に縫い込まれてもよい。] [0017] ステント100は、処置部位へ送出するのに十分な非拡張態様、および、ステント100が血管壁に接触する拡張つまり配置態様を有する。ステント100は、いくつかの方法で拡張する可能性がある。本明細書でより詳細に説明されることになる一実施形態では、ステント100はバルーン拡張式であってよい。ステント100は、アンギオプラスティ手技で使用されるバルーンのタイプなどの、処置部位に送出するためのバルーン膨張カテーテルのバルーンの上部で、収縮したまたは圧迫された態様に折畳まれてもよい。バルーンが拡張するにつれて、ステント100の外側表面が管腔壁に接触するように、バルーンは物理的にステント100が半径方向に拡張するようにさせる。バルーンは、その後、ステント100を拡張つまりまたは配置態様にしたままで、折畳まれる。] [0018] ここで、図2を参照すると、本発明の実施形態は、クラウン112へのY字型部材120の取り付けに関する。Y字型部材120は、ステントが拡張すると、クラウン112に、円柱ステント本体からある角度で外側にフレア形成させるように構成される。Y字型部材120は、V形状ベース222およびテザー230を有する。V形状ベース222は、角度ABを規定し、第1端224、第2端226、頂点228、第1端224と頂点228との間に延在する第1セグメント、および第2端226と頂点228との間に延在する第2セグメントを含む。V形状ベース222の各セグメントは、長さLBを有する。テザー230は、幅WTおよび長さLTを有し、第1端232と第2端234との間に延在する。テザー230の第1端232は、V形状ベース222の頂点228に接続され、テザー230の第2端234は、クラウン112内の谷部114に接続される。V形状ベース222の第1端224および第2端226は、クラウン112に接続される真っ直ぐなセグメント116に接続される。そのため、図2に示すように、Y字型部材120は、クラウン112およびクラウン112から延在する隣接する真っ直ぐなセグメント116内で実質的に中心になる。] 図2 [0019] 図2は、非拡張すなわち非フレア状態様236のクラウン112を示す。ステント100が、処置部位に送出するのに十分な非拡張態様にあるとき、ステント100が、一定の外径を有する実質的に円柱の外側表面を有するように、非フレア状態様236のクラウン112は、長手方向軸線Laにほぼ平行である。ステント100が拡張すると、クラウン112は、血管壁内に突出しテント100を血管内に固定するのを補助する固定具を生成するように、円柱ステント本体の残りから外側にフレア形成するかまたは湾曲する。フレア形成すると、クラウン112は、長手方向軸線Laに対してある角度をなし、ステント本体の残りの外側表面から鋭角で半径方向にフレア形成する。] 図2 [0020] Y字型部材120の幾何形状とステントストラット110の幾何形状との間の関係が、フレアの量つまり程度を決定する。より詳細には、ステント100が拡張すると、クラウン112の角度ASおよびV形状ベース222の角度ABが増加する。設計によって、V形状ベース222の幾何形状は、クラウン112の角度ASの増加に比較して、角度ABのより急速な増加をもたらし、したがって、V形状ベース222の短縮とクラウン112の短縮との間にずれをもたらす。言い換えると、V形状ベース222の長さLBが、真っ直ぐなセグメント116の長さLSよりかなり短いため、配置中に、クラウン112においてよりも、V形状ベース222の頂点228において、大きな角度変化が生じる。V形状ベース222のより大きな短縮率は、テザー230を介してクラウン112の内部湾曲部に引張り力を与えて、クラウン112を半径方向と軸方向の両方に引張り、所望のフレア形成挙動をもたらす。LSとLBとの比が大きければ大きいほど、V形状ベース222とクラウン112の各短縮の差が大きくなり、したがって、結果として得られるフレア効果が大きくなる。拡張中、V形状ベース222の角度ABは、Y字型部材120が図8に示すようにT形状に変形するように180°に近づく可能性がある。] 図8 [0021] さらに、ステントストラット110の断面厚さは、フレアの量に影響を及ぼしうる。より詳細には、図3は、図2のラインX−Xに沿う断面図を示す。図示するように、ステントストラット110の真っ直ぐなセグメント116は、厚さTSを有する。厚さTSは、許容されるフレア形成の量に著しく影響を及ぼす可能性がある。その理由は、比較的厚い寸法は、セグメント116のかなりの量の外側曲げを可能にせず、したがって、比較的小さな量のフレアをもたらすことになり、一方、比較的薄い寸法は、セグメント116のかなりの量の外側曲げを可能にし、したがって、比較的大きな量のフレアをもたらすことになる。厚さTSは、図3に示すように、セグメント116の長さに沿って一定であってよい。代替の実施形態では、厚さTSは、セグメント116の長さに沿って変動してもよい。図3Aに示すように、真っ直ぐなセグメント116Aは、比較的厚い寸法TS2の第1端および比較的薄い寸法TS1の第2端を有してもよい。真っ直ぐなセグメント116Aは、クラウン112に近づくにつれて徐々に薄くなって、クラウン112の大きな量のフレアを可能にする。別の実施形態では、フレアの量を制限するために、ステントストラットの厚さを変動させることが望ましい場合がある。たとえば、図3Bに示すように、真っ直ぐなセグメント116Bは、比較的薄い寸法TS1の第1端および比較的厚い寸法TS2の第2端を有してもよい。真っ直ぐなセグメント116Bは、クラウン112に近づくにつれて徐々に厚くなって、クラウン112の小さな量のフレアを可能にする。] 図2 図3 図3A 図3B [0022] 図4〜5は、配置中に、ステントに取り付けられたY字型部材を有するステントの一部分に与えられる力ベクトルの略図である。図4を参照すると、ステント100が半径方向に拡張すると、V形状ベース222の第1端224および第2端226は、方向矢印438で示すように互いから離れる。そのため、V形状ベース222の第1端224と第2端226との間の距離は、ステント100が拡張すると増加し、方向矢印442で示すようにY字型部材120の短縮をもたらす。クラウン112が、図7の方向矢印744で示すように、円柱ステント本体の外側表面から外側に持ち上がるかまたは突出するように、この強制された短縮によって、テザー230が、クラウン112に長手方向張力を加える。クラウン112がフレア形成することを可能にするために、ステントストラット110のクラウン112は、隣接するステントストラット110に接続されないことが理解される。クラウン112は、「自由(free)」つまり未接続であるため、Y字型部材120の拡張によって、持上げられるまたはフレア形成されることを許容される。図5に示すように、クラウン112は、ステント配置中に、非フレア状態様236からフレア状態様540に変形する。フレア状態様のクラウン112はまた、図6〜7の等角図で示される。フレア状態様540では、クラウン112は、血管壁内に突出し、血管内でステント100を固定するのを補助する固定具を生成するように構成される。] 図4 図5 図6 図7 [0023] Y字型部材120は、拡張するとフレア形成される任意のクラウン112に取り付けられてもよい。一実施形態では、ステントの近位端および/または遠位端の最も外側のクラウンは、特にステントが血管の小孔内に着座するときに、ステントの移動を防止するためにフレア形成されてもよい。「真っ直ぐな(straight)」ステントを通る流れは、主に、真っ直ぐに送られる。しかし、「真っ直ぐな」ステントの入口が比較的小さいため、流れの一部は、入口を「外れ(miss)」、ステントの近位端の側面から出て渦巻く/回転する。同様に、「真っ直ぐな」ステントの出口が比較的小さいため、流れの一部は、逆流し、ステントの遠位端の側面から出て渦巻く/回転する。こうした渦巻く/回転する流れは、ステントの好ましくない回転移動、ならびに、予測できない距離だけステントを遠位に移動させる「すいかの種まき(watermelon seeding)」として知られる現象をもたらす可能性がある。比較すると、フレア型端を有するステントは、こうした好ましくない移動を回避すると共に、うっ血およびその後の血栓形成作用を防止する可能性がある。フレア型入口端の入口が比較的大きいため、流れは、流れの一部が入口を外れることなく、ステントの近位端を通って真っ直ぐに送られる。同様に、フレア型出口端の出口が比較的大きいため、流れは、流れの一部がステントの方に逆流することなく、ステントの遠位端から出て真っ直ぐに送られる。] [0024] 図9、10A、10B、11A、および11Bは、ステントストラット910の最も外側のクラウン912が全て、最も外側のクラウン912が拡張によってフレア形成するようにY字型部材120を含む本発明の一実施形態を示す。図9は、平面に展開されたステントストラット910の略図であり、一方、図10A〜10Bは、非拡張態様の円柱リングになるように形成された図9のステントストラット910の側面図および正面図である。図11A〜11Bは、拡張態様の円柱リングになるように形成された図9のステントストラット910の側面図および正面図である。この実施形態は、上述したように、ステント移動を防止するために、ステントの端(複数可)がフレア形成するようにステントの近位端および/または遠位端で利用されてもよい。図示しないが、ステントストラット910の非フレア型内部クラウン913の1つまたは複数は、ステントの本体の残りに接続されることになる。図11A〜11Bに示すように、ステントが拡張すると、最も外側のクラウン912は、長手方法軸Laに対して鋭角θで外側へフレア形成して、血管内でステントを固定するかまたは保持するのを補助する固定具を生成する。たとえば、最も外側のクラウン912のフレア形成は、分岐した血管の小孔内にステントを着座させるのを補助する可能性がある。角度θは、ゼロと90°との間の範囲でありうる。図11A〜11Bに示す一実施形態では、角度θは、約45°である。最も外側のフレア型クラウン912の外径は、ステントストラット910の非フレア型内部クラウン913の外径より大きい。] 図10A 図10B 図11A 図11B 図9 [0025] 先に述べたように、Y字型部材120は、拡張するとフレア形成される任意のクラウンに付加されてもよい。図12に示す本発明の別の実施形態では、フレア形成されたクラウンが、ステントが血管内で拡張する際、円柱ステント本体に沿うバーブとして働くように、Y字型部材120は、「ランダムな(random)」または「千鳥状の(staggered)」パターンで付加されてもよい。図12は、接続部1218で接続された複数のステントストラット1210の略図である。図示するように、ステントの近位端と遠位端との間に位置する一部の空いたつまり非接続の内部クラウン1213a、1213bは、ステントが拡張すると内部クラウンのフレア形成を誘発するY字型部材120を含む。フレア形成されるクラウンはまた、最も外側にクラウン1212を含む。ステントが拡張すると、Y字型部材120を有するクラウン1212、1213a、1213bは、血管壁内に突出し、血管内でステントを固定するのを補助する固定具を生成するようにフレア形成する。] 図12 [0026] 好ましくは、本発明のステントは、処置部位へ送出するために従来のバルーン膨張カテーテル上にクリンプされ、バルーンの半径方向力によって拡張する。本発明で使用されてもよい従来のバルーンカテーテルは、オーバザワイヤカテーテル、迅速交換カテーテル、コアワイヤカテーテル、および任意の他の適切なバルーンカテーテルを含む、任意のタイプのカテーテルを含む。たとえば、参照によりその全体が本明細書に組込まれる、米国特許第6,736,827号明細書、第6,554,795号明細書、第6,500,147号明細書、および第5,458,639号明細書に示すかまたは述べられるような従来のバルーンカテーテルが、本発明のステント100と共に使用されてもよい。] [0027] 図13は、本発明の実施形態による、ターゲット部位にステント100を追従するステント送出システム1301の図である。ステント送出システム1301は、近位軸1305、ガイドワイヤ軸1315、およびバルーン1307を有するオーバザワイヤカテーテル1303を含む。近位軸1305は、ハブ1309に取り付けられた近位端およびバルーン1307の近位端取り付けられた遠位端を含む。ガイドワイヤ軸1315は、近位軸1305およびバルーン1307を通してハブ1309とカテーテル1303の遠先端との間に延在する。ハブ1309は、膨張流体源に結合するための膨張ポート1311を含む。膨張ポート1311は、近位軸1305を通して延在する膨張管腔(図示せず)を介してバルーン1307に流体連通する。さらに、ハブ1309は、ガイドワイヤ軸1315を通してガイドワイヤ1317を受取るガイドワイヤ軸1315のガイドワイヤ管腔(図示せず)と連通するガイドワイヤポート1313を含む。本明細書で述べるように、ガイドワイヤ軸1315は、オーバザワイヤ構成でカテーテル1303の全長に延在する。しかし、当業者が理解できるように、ガイドワイヤ軸1315は、あるいは、迅速交換構成で、カテーテル1303の遠位部分内にだけ延在してもよい。本発明の実施形態に従って形成された少なくとも1つのY字型部材120を含むステント100は、バルーン1307上に位置決めされる。所望される場合、ステント100を囲うためにシース(図示せず)が設けられて、狭窄疾患の部位までの、脈管構造を通したガイドワイヤ1317に沿ってステント送出システム1301の追従を容易にしてもよい。] 図13 [0028] バルーン拡張可能ステント100の配置は、ターゲット組織、たとえば、血管を通した血液の流れを妨げるプラークを含む可能性がある疾患部位内にステント100が位置するまで、患者の血管系を通してカテーテル1303を通すことによって達成される。一旦位置決めされると、当業者に知られているように、バルーン1307が膨張して、ステント100が拡張されるように、膨張流体源が、ハブ1309の膨張ポート1311に接続される。カテーテル1303のバルーン1307は、ステント100が血管の血管壁に当たって拡張するつまり配置されて、開口を維持する程度に膨張する。Y字型部材120を有するクラウン112は、拡張するとフレア形成し、血管内に突出して、血管内にステント100を固定することになる。ステント配置は、アンギオプラスティなどの処置に続いて、または、処置部位の最初のバルーン膨張中に実施されることができ、1次ステント留置と呼ばれる。] [0029] しかし、バルーン拡張式であるのではなく、本発明のステント100が、任意のタイプの送出方法に適合しうることを当業者は理解できる。たとえば、本発明の別の実施形態では、ステント100は、自己拡張型であってよい。ステント100の配置は、ニッケル−チタン(ニチノール)などの材料の形状記憶特性を利用することによって容易にされてもよい。よい詳細には、形状記憶金属は、一定の温度または応力条件にさらされると、規定された形状またはサイズに戻る能力を有する金属組成物のグループである。形状記憶金属は、一般に、比較的低温で変形することが可能であり、比較的高温にさらされると、変形前に保持した規定された形状またはサイズに戻る。これは、変形した、より小さな状態でステントが身体内に挿入されることを可能にするため、ステントは、生体内で、高温、すなわち、身体温度または加熱された流体にさらされると、「呼び戻された(remembered)」大きな形状をとる。そのため、自己拡張型ステント100は、サイズまたは形状の2つの状態、すなわち、処置部位へ送出するのに十分な収縮したつまり圧迫された態様、および、血管壁に接触する、全体が円柱形状を有する配置されたつまり拡張した態様を有することができ、配置されたつまり拡張した態様では、Y字型部材120を有するクラウン112は、ステント100が拡張すると、フレア形成し、血管内にステント100を固定するために血管壁内に突出することになる。] [0030] ステント100が自己拡張型である別の実施形態では、本体部分106は、ニッケル−チタン(ニチノール)などのばねタイプまたは超弾性材料から構成されてもよい。シース(図示せず)が設けられて、収縮したまたは圧迫された位置でステント100を囲むかまたは収容してもよい。ステント100がターゲット血管内で所定位置にあると、シースは、引込められ、したがって、その拡張したつまり配置された態様をとるようにステント100を放出する。Y字型部材120を有するクラウン112は、ステント100が拡張すると、フレア形成し、血管内にステント100を固定するために血管壁内に突出することになる。] [0031] ステント100のステントストラット110は、ステンレス鋼、ニッケル−チタン(ニチノール)、コバルト−クロム、タンタル、セラミック、ニッケル、チタン、アルミニウム、ポリマー材料、MP35Nなどのニッケル−コバルト合金、チタンASTMF63−83グレード1、ニオビウム、プラチナ、金、銀、パラジウム、イリジウム、上記の組合せなどを含むが、これらに限定されない種々の医療用移植可能材料から作られてもよい。ステントのために広く使用されている1つの材料は、ステンレス鋼、特に316Lステンレス鋼(特に、腐食に耐性がある)である。一旦、移植されると、金属ステントストラットは、壁組織に人工の半径方向支持体を提供する。] [0032] Y字型部材120は、ステントストラット110と同じかまたは異なる材料から作られてもよい。一実施形態では、ステントストラット110およびY字型部材120は共に、バルーン膨張カテーテルのバルーンの半径方向力によって拡張可能なステンレス鋼などの塑性変形可能な材料から形成されてもよい。別の実施形態では、ステントストラット110は、バルーン膨張カテーテルのバルーンの半径方向力によって拡張可能なステンレス鋼などの塑性変形可能な材料から作られ、一方、Y字型部材120は、ニッケル−チタン(ニチノール)などの弾性変形可能な材料あるいは別の形状記憶または超弾性材料から形成される。超弾性材料からY字型部材120を形成することは、クラウンのフレア形成を誘発するY字型部材の拡張を補助する可能性がある。なお別の実施形態では、生体内で徐々に吸収するかまたは分解するように選択される生体吸収性材料および/または生分解性材料からY字型部材120を形成することが望ましい場合がある。生体吸収性材料/生分解性材料は、マグネシウムまたはマグネシム合金、他の生体吸収性金属、あるいは、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリカプロラクタン、hylaulic acid、これらの材料のコポリマーならびにそれらの複合物および組合せなどの生体吸収性ポリマーを含む。生体吸収性Y字型部材は、ステントストラットのフレア型クラウンの内皮化を可能にするのに十分な時間の間、フレア形成した態様でステントのクラウンを保持する。用語「内皮化(endothelialization)」は、本発明の実施形態のステントストラットなどの異質な物体が、組織内殖またはカプセル化によって管腔の壁に組込まれるプロセスを述べることを意味する。] [0033] ステント100は、血管内にステント100を配置する、かつ/または、位置決めする間に、医師観察デバイス、たとえば、x線透視デバイスを見る医師には常には見えない可能性がある。必要とはされないが、ステントの複数の部分は、x線透視中の見易さを改善するために、プラチナまたは他の生体適合性材料で選択的にメッキされてもよい。本発明の一実施形態では、1つまたは複数のx線不透過性マーカ(図示せず)が、1つまたは複数の場所でステント100に取り付けられてもよい。マーカは、プラチナ、または、x線透視によって一般に見える可能性がある任意の他の比較的重い金属で形成されてもよい。たとえば、マーカは、ステント100の近位端102または遠位端104に取り付けられて、血管内へステント100を位置決めする精度の比較的高い程度を可能にする可能性がある。] [0034] 本発明の一実施形態では、ステント100の少なくとも一部分は、治療薬剤(図示せず)でコーティングされてもよい。当技術分野で知られているように、ステント100は、望ましくない副作用、たとえば、再狭窄の可能性を低減させるために、制御放出ポリマーおよび/または薬物でコーティングされてもよい。治療薬は、狭窄を形成するプラーク材料を溶解するタイプでありうる、または、抗悪性腫瘍薬、抗増殖性薬、抗生物質、抗血栓薬、抗血液凝固薬、抗血小板薬、抗炎症薬、上記の組合せなどのようなものでありうる。こうした薬物は、たとえば、TPA、ヘパリン、ウロキナーゼ、またはシロリムスを含みうる。もちろん、ステント100は、任意の適した薬剤を身体血管の壁に送出するのに使用されうる。] [0035] Y字型部材120を有するステントストラット110は、約0.25インチの外径および約0.012インチの壁厚を有する、ステンレス鋼チュービングまたは任意の他の適切なチュービングからレーザ切断されてもよい。こうして、クラウンの場所にY字型部材120を有する複数のステントストラット110は、ステント本体が一体構造であるように共に接続されて形成されてもよい。あるいは、ステントストラット110は、ステンレス鋼チュービングまたは任意の他の適切なチュービングからレーザ切断されてもよく、Y字型部材120は、別個に形成され、ステントストラット110のクラウン112に取り付けられてもよい。Y字型部材120は、溶接、はんだ付けを含む任意の適した機械的方法によって、または、別の機械的方法によって取り付けられてもよい。] [0036] さらに、任意の適切なチュービング材料からレーザ切断されるのではなく、ステント100は、当業者にとって明らかになる複数の異なる方法のうちの任意の方法を使用して形成されてもよい。たとえば、ステントストラット110は、上述したパターンに似たストラットパターンを形成するように、マンドレルの周りにワイヤまたはリボンを巻き付け、その後、ワイヤまたはリボンの2つの端を溶接するかまたはその他の方法で機械的に接続して、円柱リング108を形成することによって形成されてもよい。こうして形成される複数の円柱リング108は、その後、共に接続されて、ステント100の長手方向管状本体が形成される。Y字型部材120は、別個に形成され、ステントストラット110のクラウン112に取り付けられてもよい。あるいは、ステントストラット110は、チュービングまたは中実の原材料を機械加工してトロイド状の帯状体にし、その後、マンドレル上で帯状体を曲げて、上述したパターンを形成することによって製造されてもよい。やはり、こうして形成される複数の円柱リング108は、その後、共に接続されて、ステント100の長手方向管状本体が形成される。Y字型部材120は、別個に形成され、ステントストラット110の1つまたは複数のクラウン112に取り付けられてもよい。化学エッチングまたは固体の原材料またはチュービングから所望の形状を切断する別の方法が、本発明のステント100を形成するのに使用されてもよい。こうして、Y字型部材120を有する複数のステントストラット110は、ステント本体が一体構造であるように共に接続されて形成されてもよい。さらに、本発明のステント100は、当業者に明らかになる任意の他の方法で製造されてもよい。ステント100の断面形状は、円形、楕円形、長方形、六角形、正方形、または任意の多角形であってよいが、現在、円形または楕円形が好ましいと思われている。] [0037] 本発明による種々の実施形態が上述されたが、種々の実施形態は、制限としてではなく、例証および例示としてだけ提示されたことが理解されるべきである。本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、実施形態において、形態および詳細における種々の変更が行われうることが当業者に明らかになる。そのため、本発明の幅(breadth)および範囲は、上述した例示的な実施形態のうちの任意の実施形態によって制限されるべきではなく、添付特許請求の範囲およびその均等物によってだけ規定されるべきである。本明細書で説明される各実施形態および本明細書で引用される各参考文献の各特徴は、任意の他の実施形態の特徴と併用して使用されうることも理解される。本明細書で説明される全ての特許および出版物は、参照によりその全体が本明細書に組込まれる。]
权利要求:
請求項1 身体管腔内で使用するためのステントであって、真っ直ぐなセグメントおよびクラウンの正弦波パターンを有するステントストラットであって、前記ステントストラットの前記クラウンは全て、ステントが前記身体管腔内への送出のために非拡張態様にあるとき、ステントの長手方向軸線にほぼ平行である、ステントストラットと、前記ステントストラットの少なくとも1つのクラウンに取り付けられたY字型部材であって、前記少なくとも1つのクラウンおよび前記少なくとも1つのクラウンに取り付けられた前記真っ直ぐなセグメント内で実質的に中心にあるY字型部材と、を備え、前記ステントが前記身体管腔の血管壁に接触するために拡張態様にあるとき、前記少なくとも1つのクラウンに取り付けられた前記Y字型部材を有する前記少なくとも1つのクラウンは、ステントの前記長手方向軸線に対して鋭角になるように、ステントの外側表面から半径方向外方にフレア形成される、ことを特徴とするステント。 請求項2 前記少なくとも1つのクラウンは、前記ステントが前記拡張態様にあるとき、前記ステントの前記長手方向軸線に対して約45°を形成する、請求項1に記載のステント。 請求項3 円柱形状管状本体を形成するために、前記長手方向軸線に実質的に平行に整列した複数の半径方向に拡張可能な円柱リングになるように形成された複数のステントストラットを含む、請求項1に記載のステント。 請求項4 前記複数の半径方向に拡張可能な円柱リングは、隣接するステントストラットのクラウンが整列し、隣接するステントストラットの整列したクラウン間に少なくとも1つの接続部が形成されるように整列する、請求項3に記載のステント。 請求項5 前記少なくとも1つのクラウンは、隣接するステントストラットのクラウンに接続されない、請求項4に記載のステント。 請求項6 前記Y字型部材は、前記少なくとも1つのクラウンに取り付けられた前記ステントストラットの前記真っ直ぐなセグメントに接続されたV形状ベース、および、前記V形状ベースの頂点から前記少なくとも1つのクラウンによって形成された谷部まで延在するテザーを含む、請求項1に記載のステント。 請求項7 前記Y字型部材は、ステントが前記拡張態様にあるとき、T形状に近づく、請求項6に記載のステント。 請求項8 前記テザーは、前記ステントが前記拡張態様にあるとき、前記少なくとも1つのクラウンがステントの外側表面から外側に持ち上がるかまたは突出するように、前記少なくとも1つのクラウンに長手方向張力を加える、請求項7に記載のステント。 請求項9 前記少なくとも1つのクラウンは、前記ステントの近位端または遠位端に位置する最も外側のクラウンである、請求項1記載のステント。 請求項10 前記少なくとも1つのクラウンは、前記ステントの近位端と遠位端との間に位置する内部クラウンである、請求項1記載のステント。 請求項11 前記ステントストラットは、前記真っ直ぐなセグメントの長さに沿って一定である厚さを有する、請求項1記載のステント。 請求項12 前記ステントストラットは、前記真っ直ぐなセグメントの長さに沿って変動する厚さを有する、請求項1記載のステント。
类似技术:
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